パーソナルケアでトレンドの”○○レス”

米国でパーソナルケア市場の成長に伴い、ブランドは成分からパッケージまで、持続可能な取り組みが拡大しています。ナチュラルフードを求める消費者は、自分のライフスタイルに合う製品を見つけるために、より透明性があり、ホリスティックなアプローチを求めます。こういったニーズに対応するため、ブランド各社は、クリーンビューティな製品や、廃棄物を最小限に抑えたパーソナルケアのイノベーションにより、処方からパッケージングまで、各製品が個人と環境に与える影響について消費者を教育するために取り組んでいます。

米国業界専門誌によれば、2022年のナチュラルおよびオーガニックパーソナルケア製品の売上高が 184 億 2000 万ドルに達すると予測。オーガニック由来成分の採用、野生で収穫された植物原料の調達、パッケージのフットプリントの削減まで、先進企業は、サプライチェーン全体で持続可能な取り組みを行っています。

最近はグローバル規模で心配される水不足に際し、「ウォーターレス」のパーソナルケア製品へのトレンドが出てきました。シャンプーバー、固形デオドラント、パウダー状の製品で、日本でもすでに参入しているものもあります。ウォーターレスにより、出荷従量の軽減、棚のスペースの有効化、長持ちしやすいなどの利点があるため、ブランドと小売業者の両方に有益となっています。成分が希釈されていないので、パーソナルケア製品でも化粧品でも高い効果が期待されます。米調査会社によれば、無水石鹸やシャンプーバーの売上は、2022 年 4 月までの 52 週間で 30% 増加するほどの人気です。

また、CPG 市場での使い捨てプラスチックからの脱却の動きは、パーソナルケアの分野でも加速しています。過度なパッケージングをしていたカテゴリでは、多くのブランドがプラスチックを使用しないようにするミニマリストのアプローチを取っています。「パッケージレス」・「(石油系)プラスチックレス」です。ナチュラルブランドのパッケージソリューションには、堆肥化可能な素材の活用や、リユースおよびリサイクルプログラムの確立が必須となっています。

ただ「〇○レス」だけでなく、消費者が持続可能な製品を求める際には、原材料の栽培や調達などから、最終製品の梱包と輸送の方法まで、サプライチェーンのあらゆる段階でブランドの取り組みが重要です。

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