コロナパンデミック後のオーガニックへの志向は、グローバル規模で高まっています。コロナによるオーガニック食品市場への影響は続き、2019年グローバル市場規模は551億ドルになるといわれており、ある意味コロナ以前の状況より比べても増えると予想されています。家庭で調理される食事を食べる機会が増え、より信頼できるラベルとして、オーガニックラベルにそれ以上に目が向くようになったということです。特に米国では、オーガニック農産物のシェアは15%までにおよび、オーガニック農産物の売上が20%以上増加し、オーガニックミルクや卵、冷凍食品の需要も急増しました。このほか、プロティンはオーガニックミート、家禽、シーフード、またケチャップなどの調味料やスパイスのカテゴリーも伸びているといいます。
このように、コロナにより改めて「安心・安全」とともに、健康も見直されているということです。ここに商機を見据えて、クリーンラベルの成長が促進されることでしょう。また、健康・美容フード業界では、オーガニックサプリメントや免疫力を高める製品が伸びてくるという米国ならではの市場分析が成り立ちます。
国内では、逆に、コロナにより改めて景品表示法等において注意勧告を受けた製品やブランドも出てきたので、今こそ、クリーンラベルという視点に気づいていくべきではないでしょうか。