気候変動対策へ。オーガニックパーム油の持続可能な利用


化粧品や食品をはじめさまざまな原料に使用されるパーム油。その持続可能な利用に重要な要素として、気候変動への対応があります。持続可能なパーム農業への取り組みのため、Daabon社は気候変動の制約に参加。2040年までに脱炭素の達成を宣言しました。そのうえで、森林破壊を無くすこと・再生可能エネルギーを採用すること・オーガニック農業の推進・フェアトレード/熱帯雨林認証およびRSPO認証を推進することなどを発表しています。

森林破壊の削減:従来のパーム油産業では、泥炭地や天然カーボンシンクが破壊されることが多く、燃焼すると大量のCO2が排出されますが、Daabonでは、すでに開墾された土地のみで農業が行われています。
再生可能エネルギーの採用:主要なパーム油向上のメタン回収プラントなどの技術を料して、工場の排水からクリーンなバイオ燃料を作成し、水を浄化してその過程で新しいクリーンエネルギー源を生成して活用されています。
オーガニック農業の推進:Organic Trade Assosiation(OTA)も提唱するように、気候変動対策として温室効果ガス排出の削減に寄与するオーガニック農業は一つの解決策であり、オーガニック認証を受けた最初のパーム油企業として認められています。
フェアトレード/熱帯雨林認証/RSPO認証:RSPO認証を受けたパーム油は、非認定パーム油と比較して温室効果ガス排出を35%削減できることがわかり(2020年研究データ)、また効率よく収穫もできることで収穫高も上がり、エネルギー回収プロセスにおいても最大の排出削減につながるとされています。これにより、脱炭素を目指すことが可能になるとしています。