コロナパンデミック後に注目されたのは、免疫でしたね。
免疫向上に役立つカテゴリーとして、プロバイオティクスが再注目されています。
はじめに、免疫細胞の70%は腸内マイクロバイオームで形成されるという研究が明らかになり、これによりプロバイオティクスへの注目が高まりました。また、近年ではプロバイオティクスが全身の健康にも貢献していることがわかってきています。消費者においても、米国消費者の79%がプロバイオティクスが腸の健康に良いと感じています。
ある専門調査によれば、グローバルにおいては、消費者の84%は健康やウェルネスを叶える商品を購入しやすい傾向にあり、機能性食品・ドリンクに関するそのニーズは南米で59%、アフリカ・中東で45%、アジア太平洋諸国では34%にまでなっています。
また、プロバイオティクスの成分をサポートする研究も盛んになり、消費者の半数は一般的に健康に関する詳細情報や製品の栄養的価値について知りたがり、今では2/3の消費者(64%)が、栄養的価値への要求に対して細心の注意を払うようになりました。いわゆる、クリーンラベル志向ですね。
プロバイオティクスは、日本国内でも様々に研究が進んでいますが、それほど消費者には定着していないように見えます。いわゆる乳製品以外では、欧米の最新トレンドはやはりPlant-Basedですね。日本での成功のカギは、親しみやすい成分なのかもしれません。