5月に開催された米国最大級のナチュラル製品の展示会の動向をみると、エコ・ソーシャルがトレンドキーワードとしてあがってきています。
トレンドTop10は、以下。
1.責任ある調達(Sourcing Responsibly)
2.オーガニック
3.マルチステークホルダー
4.モア・プランツ(Eat more plants)
5.トランスペアレンシー
6.最適な食事
7.昔ながらの原料
8.栄養と便利性(Nutrition meets convenience)
9.砂糖廃止(Sugar vilified)
10.責任あるパッケージ手法(Responsible packaging)
米国のニュートリション業界も、この一年で大幅にトレンドが増幅するような形となり、これまでのトレンドがさらに盛り上がっています。北アメリカなどで定番となっているCBD製品はいうまでもなく、この1年でマルチステークホルダー、脳の健康、良質な休息の3テーマが2倍となっており、引き続き盛り上がりが見受けられます。また、こういったトレンドに合わせて、進化した消費者ニーズに企業側も対応していかなければなりません。
オーガニック、再生農業、再生可能エネルギー、廃棄物ロスなどのサステナビリティトレンドは、このTop10トレンドを大きく反映し、もはや話題の中心になっています。「活力のある生き方」・「モダンコンディション」というテーマは、コロナウイルス前のベンチマークと比較して上昇傾向にあるといいます。「活力のある生き方」には、CBDやヒーリング、最適な食事などのトレンドが含まれ、「モダンコンディション」には、この無秩序な期間中の良質な休息や免疫、炎症、脳や消化器系の健康、目の健康、ストレス対処などのトレンドが含まれます。
これまでのトレンドが、withコロナ・afterコロナに挑戦するような印象ですね。また新しい旋風が生まれるでしょうか。